《この先の作品スケジュール》

 2026年

6月16,17,18日 加藤健一事務所「ジン・ゲーム」

8月7日 俳優座劇場「聖なる炎」

9月8,9日 劇団 青年座「同盟通信」

11月18,19日 劇団 民藝「ローズのジレンマ」

2027年

1月25,26日 東京芸術おんやりょう」

5月 劇団ピュアーマリー「そして誰もいなくなった」

7月 劇団NLT「二階の女」

9月 前進座「山椒大夫」

12月 オペラシアターこんにゃく座 オペラ「森は生きている」

2028年

1月 劇団 銅鑼「泣くな研修医」

1月 作品未定

『ジン・ゲーム』

 2026年6月 16日18:30~

               17日13:30~

                     18日13:30~

会場 清水マリナート 小ホール

第459回例会 加藤健一事務所 劇団リンク

作/D・L・コバーン 訳/吉原豊司

演出/小笠原 響

出演/竹下景子、加藤健一

 

 春。老人ホームのサン・デッキで出会ったフォンシア(竹下景子)とウェラー(加藤健一)。入居者や食事や看護師への愚痴で息の合う二人。ホーム独特の空気感に馴染めない二人は、トランプ遊びを始める。

 時間つぶしがてら気軽に始めたゲームだが、初心者のフォンシア相手に全く勝てないウェラーは、対戦を重ねるごとに苛立ってきて・・・単純なトランプゲームが、孤独な老人たちの“単純ではない”過去をあらわにする。

 名優二人による重厚な演技で、1978年のピューリッツァー賞受賞の名作に挑戦。セリフの応酬がおもしろい、チクリと刺さるビターコメディー。『ご高齢あるある』が多く盛り込まれており、役者の技量と会話劇を楽しめる作品である一方、深みも隠されている。

(静岡・清水合同例会)

『聖なる炎』

 2026年8月7日(金)18:30

会場 グランシップ 中ホール大地

第460回例会 俳優座劇場 劇団リンク

作/サマセット・モーム 翻訳=小田島創志

演出/小笠原 響

出演/田中孝宗、小野洋子、あんどうさくら、吉見一豊、加藤義宗 他

 

 舞台はイギリス・ロンドン郊外の邸宅。第一次世界大戦後、試験飛行中の事故で半身不随となったモーリスは、ある日謎の死を遂げる。残された者たちの発言から、信じ難い事実が明らかになり・・・。

 主治医と付添看護婦、母と弟、そして妻・・・愛の炎が激しく絡み合い、次々と炙り出される驚愕の事実! サスペンスにラブストーリーが加わってハラハラ▽ドキドキの展開が・・・。

(静岡・清水合同例会)

『同盟通信』

 2026年9月8日(火)18:30

              9月9日(水)13:30  

会場 グランシップ 中ホール大地

第461回例会 劇団青年座 劇団リンク

作/古川 健

演出/黒岩 亮

出演/石母田史朗、高松潤、小豆畑雅一、松川真也 他

 

 1936年、日本新聞聯合社(聯合)を母体に発足した同盟通信社は、日本電報通信社(電通)通信部を合併して、イギリスのロイター通信、アメリカのAP通信、フランスのAFP通信に対抗する大日本帝国の通信社として誕生した。同盟通信記者の大岡、黒田、谷川は情報部に新設した「海外情報分析室」に配属される。

 1941年、太平洋戦争が勃発。傍受した外電から大岡は日本の先行きを危惧し事実報道を試みるが、それは受け入れられず閑職に追いやられてしまう。やがて同盟通信は、国策のために国民を扇動する宣伝機関に堕ちていった。

 戦時下の報道記者の視点から、事実報道の重要さを濃密に描き、「報道とは何か」を問いかける・・・。

(静岡・清水合同例会)

『ローズのジレンマ』

 2026年11月18日(水)18:30

              11月19日(木)13:30  

会場 マリナート 小ホール

第462回例会 劇団民藝 劇団リンク

作/ニール・サイモン 翻訳/長木 彩

演出/田中麻衣子

出演/樫山文江、篠田三郎、桜井明美、神 敏将

 

 『おかしな二人』『サンシャイン・ボーイズ』等で知られる喜劇王ニール・サイモン(1927-2018)。そのあっと驚く展開と笑いは、だれにでもある人生の痛みと哀しみに癒しを与えてくれます。心温まるヒーリングドラマを樫山文枝と篠田三郎の共演でお届けします。

 人気流行作家のローズは、最愛のパートナー、ウォルシュを亡くしていらい、新作が書けず、破産寸前の大ピンチ。助手のアーリーンは贅沢な生活を改めるよう説得するが、ローズはウォルシュの亡霊を毎日のように呼び出して、かつての愛に浸るばかりで聞く耳をもたない。破産を心配するウォルシュは、奇想天外な解決策を提案、ローズに一発屋の若い作家クランシーへ電話をかけさせるのだが・・・

『おんやりょう』

 2027年1月25日(月)18:30

              1月26日(火)13:30  

会場 グランシップ 中ホール大地

第463回例会 東京芸術座 劇団リンク

作・演出/内藤裕子

出演/笹岡洋介、梁瀬龍洋、神谷信弘、森路敏 他

 

 とある地方の消防署の朝。

 兼業農家を営む隊員同士の農業談義から始まる。その間にも緊急出動要請が下りてくる。中には緊急性のない「119番常連」もいるが、出動要請があれば駆けつけざるを得ない。不満をもらしつつ事務をこなす者、訓練に励む者、訓練をさぼろうとする者・・・。

 24時間勤務の中で、現場にかけつける消防隊員の中でも救命を第一義とする救命士と一般消防士の間の軋轢がおこる。佐伯智子は同僚との結婚を考えているが、苦労してなった救命士を続けたいと悩みを抱えている。

 人助けが日常である隊員たちもそれぞれ人間としての生活や感情を持つ人間なのだ。仕事に情熱を燃やし、躓きながらも理想に向かって懸命に働く消防署の人々のある一日のお話。(静岡・清水合同例会)

『そして誰もいなくなった』

 2027年5月

  

会場 会場未定

第464回例会 劇団ピュアーマリー 劇団リンク

原作・脚本/アガサ・クリスティー

翻訳/保坂磨理子 演出/鈴木孝宏

出演/紫城るい、吉田道広、岩田 翼、小野 了、夏樹陽子 他

 

 ミステリーの最高峰とも言われるアガサ・クリスティーの長編小説で、クリスティー自らの手で数年をかけて戯曲化、舞台化された名作。1943年に初演されるや世界大戦中にも関わらず大ヒット、ブロードウエイでも好評でロングランヒットとなった。

 イギリス、デヴォン州沖の孤島にあるオーウェン夫妻邸に8人の客人たちが招かれる。退役軍人、元教師、医師や判事達が到着し晩餐会が開かれる。その後一同が寛ぐ中、突然、不穏な声が響き、使用人夫婦を含む10人の過去の罪状が読み上げられる。

 やがて、古くから伝わる童謡の歌詞通りに、一人ずつ死んでいく。一人いなくなる度に戦慄が走り、人々は疑心暗鬼に陥る。

 小説とは違う結末は、観客を楽しませることを忘れないクリスティーの粋な計らいです。

『二階の女』

※上記は2023年の初演時のちらし画像です

 2027年7月

  

会場 会場未定

第465回例会 劇団NLT 劇団リンク

原作/獅子文六 脚本/飯沢匡

演出/鵜山 仁

出演/川端慎槇二、加納健次、阿知波悟美、釆澤靖起(文学座) 他

 

 叔母に押し切られた見合い話ののち、結婚。平凡で小心な夫・山崎と、内気で無愛想な妻・つね子。三十四歳と二十八歳、晩婚ではあったものの、二人の平和で味気ない新婚生活が始まった。山崎は最近、藩史編纂の仕事を引き受け、自宅の二階を仕事場にしている。彼は仕事に集中するため妻を二階へ上げることはなかった。しかし「二階に女がいる」とつね子は言い出す。二階には便所も洗面所もなく、女性を囲おうとしても無理があった。夫は妻の抱える不安や嫉妬を理解し、疲れているのだろうと思ってしばらく放置するが、果たして‥‥。 ─ 二階の女は現実なのか、夢か、あるいは妄想なのか ─

 時は太平洋戦争へ向かいながら、人々の暮らしを少しずつ変えていく。