「素晴らしい演劇を自分たちで取り上げ、定期的に観続けよう」と1958年に創立しました。
今までに440回を越える例会を開いているサークル制、会員制の演劇鑑賞会です。
営利を目的としたプレイガイドや興行ではなく、みんなで選んだ演劇をみんなで運営し、毎例会の舞台を楽しんでいます。
1999年4月、文化の発展に寄与する市民運動として、特定非営利活動法人の認証を受けています。
豊かな想像力を育み、
人間性を豊かにする演劇を
多くの市民が享受できるよう活動し、
創造団体と共に日本演劇の民主的発展を目指します。
私と演劇との出会いは、高校の文化祭でした。
その後、社会人になって間もなく兄にさそわれて静岡市民劇場に入会し、今日に至るまで約50年間会員です。特に演劇が好きだったわけではありませんが、回を重ねていくうちに演劇を観る楽しさにはまり、観劇が生活の一部になっていました。
年に6回、日常生活とは違う空間に2~3時間身を置くことで、気持ちをリフレッシュできていたのだと思います。そして、俳優さんたちが演じるのを直接観ることで、たくさんの知恵や知識をもらい、様々なことを追体験し、ものの見方・考え方に影響を受けてきました。
静岡市民劇場は、生活を彩る演劇を静岡の地で観ることが出来る会です。観劇という楽しみを、一人でも多くの方々と共有したいと願っています。
会の目的や理念は、他のページに載っていますので、是非お読みいただきたいと思います。
静岡市民劇場で一緒に演劇を観ませんか。入会をお待ちしています。
NPO法人静岡市民劇場
理事長 小川陽子
☆静岡で芝居を観られることはステキ!!観続けたい。
☆色々なジャンルのお芝居が観られるのが良い!
☆まだ市民劇場を知らない人が多い!もっと多くの人に知ってもらいたい。
☆当日のロビーに貼ってある登場人物の相関図は、観劇前後に見るとより分かり易くて助かっている!
☆市民劇場がどんな人も受け入れて、傷つけない場であってほしい。
「反戦の意志 行動で示したい」16歳女性 (静岡新聞、2023年8月9日掲載)
ロシアとウクライナの戦争は、まだ続いている。しかし以前に比べると、その反応は冷ややかに感じる。
私は中学1年の時、灰谷健次郎作「太陽の子」が原作のミュージカルに出演した。この話では、沖縄での戦争を経験した主人公の父親が、つらい経験から心の病を患ってしまう。私はこの作品を通して戦争の悲惨さを痛感した。しかし、その後も私は何もしなかった。
富士宮市のロシア語講師 伊藤イリーナさんが、反戦の声をあげていると記事で読んだ。ロシア国内では、「平和」「戦争」「ウクライナ」などの話題はタブー視され誰も話したがらないそうだ。
「どのような背景や状況であろうと、戦争は正当化されない」と彼女は言う。その通りだと思う。反戦活動をしている人に賛同し、講演会に参加したい。
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「繰り返さないため『知る』」60代女性 (静岡新聞、2023年8月21日掲載)
私をはじめ、現在の日本人の多くが戦争を知らない世代です。平和と思われる今でも、世界では戦争により多くの人のかけがえのない命が奪われています。
どうしたらこのような悲惨な争いをくい止めることができるのでしょうか。堀川惠子さんの「戦禍に生きた演劇人たち」という、大正時代から終戦までの演劇人が日本政府からの厳しい制約の中でも、懸命に自分たちの芝居を届けようとした史実に基づいた本を読みました。そしてこの本を原作とした「獅子の見た夢」という芝居を市民劇場で観ました。国の政策で移動演劇隊に参加し、広島に落ちた原爆で亡くなった演劇人を描いた芝居でした。
私たちは今のところ、戦争を体験していませんが、80年ほど前の日本のように直接戦争に突入しないとも限りません。今後もずっと体験しないでいるために、さまざまな方法で「戦争」を知る必要があると思います。
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「特別でぜいたくな市民劇場」60代男性 (静岡新聞、2023年7月27日掲載)
皆さんは「市民劇場」という、演劇文化の民主的発展を願う鑑賞組織をご存じですか。地元でプロの公演を年に6作品程度、劇団と協同で創る団体です。1990年代には全国で28万人の会員がいましたが、メディアの多様化や新型コロナウイルス禍を経て今は8万人程度まで減少、県内の11団体も最盛期の3割ほどになっています。
今は自分の好きな時間や場所で、手軽に映像や音楽にアクセスできる環境があります。舞台芸術はその真逆で、決められた時間に足を運び、練り上げられた躍動する仮の世界と相対しなければなりません。手軽とは言い難く面倒ともいえます。しかし、その時間と空間は、とても特別でぜいたくなものに思えるのです。日常生活でこんな特別な体験はなかなかありません。
情報が洪水のようにあふれる現代だからこそ、最も古いメディアの一つである演劇は輝くのだと改めて思います。そんな特別な世界はごく身近にあります。
いつでも、どなたでも入会できます
友人や家族を誘って3人以上でサークルを作って入会するか、お知り合いの方のサークルに加入することもできます。1人、2人での入会は事務局に相談して下さい。会員制の会ですから「このお芝居だけ」という入会はできません。
1年以上は会員として継続してください。
入会金は、1,000円
月額会費は3,000円
大学生(専門学校生含む)以下の月額会費は1,000円
※入会時は、入会金+例会月の会費が必要です。
会費は前納制(月末までに翌月会費を納入する)です。
会費は、劇団を迎える費用だけでなく、会全体の運営にかかる経費としても使われます。
会員になりますと
毎月の会費だけで年6回の例会(公演)を鑑賞できます。初日夜・2日目昼のどちらか都合のよい日を選んで観ることができます。年に1回「運営サークル」を担当し、会員を増やす活動をして劇団を迎える準備をします。
入会希望の方もこのお問合わせからご連絡ください。
NPO法人 静岡市民劇場
〒420-0856
所在地 静岡市葵区駿府町1-24
越後屋ビル2階
電 話 054-253-6839
FAX 054-253-1622