「夜の来訪者」会員600名超に戻る

9月24日25日にグランシップで行われた例会、俳優座劇場プロデュース「夜の来訪者」は、前例会を8名上回る606名の会員で迎え、多くの「良かった」「ドキドキした」などの好意的な声が上がるなか無事に終了しました。
初日の公演終了後にはロビー交流会が行われました。上演時間が1時間50分と長くなかったため、多くの会員が残ってくれました。メイクを落として最初に登場したのは、影山警部役の瀬戸口 郁(かおる)さん。低音を響かせ「会員の熱がビシバシと舞台に伝わってきた」と、会員の真剣な眼差しや息遣いが届いたようでした。その後に登場したのは母親役の山崎美貴さんとお手伝い役の有賀ひろみさん。お二人とも舞台の着物姿から一転も美しさは変わらずの笑顔で、会員からはその変貌に「ほう」の声が漏れていました。
会員からの質問は警部とお手伝いさんの不気味さに集中しました。亡くなったとされる女性の関係者なのか、はたまた生霊なのか・・・観る人によって解釈が異なるのは演劇の醍醐味でもありますね。
25日の昼例会も会員の真剣な眼差しは変わらなかったようです。場所を事務所に移した交流会、出演者7名と制作・宮澤さんの全員参加で、運営サークルの皆さんを喜ばせてくれました。流石は役者さん、楽しみながら悩みながら取り組んだ役作りと、創造団体と鑑賞会との関係を「演劇文化の両輪」と称して密接な繋がりを意識した自己紹介は参加者を大いに盛り上げました。
役者さんと十分に会話し愉しんだ鑑賞会ならではの交流会は、再開を期してお開きとなりました。
なお、能登半島を襲った豪雨災害を受けて、例会場で急きょ行った募金活動は、会員が多くの篤志を寄せてくださり、2日間合計で216,069円もの寄付が集まりました。全額を赤十字を通じて被災地に届ける予定です。