前進座「くず~い屑屋でござい」は初めて使用するグランシップの中ホール・大地が例会場となりました。初めての会場で新しい試みもありました。
お芝居の舞台・江戸時代の江戸の街は世界的にみて、生活全体においてリサイクルがほぼ完璧に行われていた稀有な都市でした。それに因み、運営サークルでは主に着物からリサイクル・リメイクされた、バッグや上着・小物などを会員から募りロビーに展示しました。この準備には多くの運営サークルの代表者が参加して行いました。これまでの例会では理事数人で受付などの準備をしてきましたが、市民劇場そのものが『運営サークル主体の活動』へ更に向かうため、今後は運営サークルが中心となって行っていきます。
「くず~い屑屋でござい」は2005年の初演以来、全国各地の子ども劇場や市民劇場の鑑賞団体のほか学校公演など、鑑賞の場を広げてきました。そして何と4月2日の静岡県ブロック千穐楽のグランシップ例会が、500回の大きな節目を迎える公演となったのです。そのお祝いにメッセージボードを作成し『くず~い屑屋でござい500回達成おめでとう!』を掲げ、会場全員で喜び合いました。
2日の500回公演を前に『500回達成記念と千穐楽の集い』を、劇団と静岡・清水の役員と運営サークルが参加して行いました。来静していない前進座の座員からのメッセージが読み上げられたほか、公演の9割で屑屋さんを務めた柳生さんと鳴り物の杵屋さん、2005年の初演時から10年ほど舞台監督も務めた台本・演出の鈴木さんに、感謝のメッセージと記念品目録が贈られました。なお、初日の顔合わせの際には市民劇場に記念の色紙をいただきました。とても貴重な機会を静岡でお祝いすることが出来て、劇団にとっても市民劇場にとっても忘れ難い例会となりました。